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水道水質検査51項目

納期:3~5営業日(試料到着の翌日から3~5営業日で報告書を発送いたします)
注)営業日とは、土日、祝祭日及び、当社が特別に定めた休日を除いた日になります。

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 現在、水道の安全性が注目されています。水道は人の生活に必要不可欠な存在です。
水道法では「清浄な水」を確保する為、水質基準を設けて安全性の確保を行っています。
当社では水道法の水質基準全項目(51項目)の分析を行っており、短納期の体制を整えております。

水道法水質基準項目

No. 項目 基準値 検査方法(当社)
1 一般細菌 1mLの検水で形成される集落数が100以下であること 標準寒天培地法
2 大腸菌 検出されないこと 特定酵素基質培地法
3 カドミウム及びその化合物 カドミウムの量に関して、
0.003mg/L以下
ICP-MS法
4 水銀及びその化合物 水銀の量に関して、
0.0005mg/L以下
還元気化-原子吸光光度法
5 セレン及びその化合物 セレンの量に関して、0.01mg/L以下 ICP-MS法
6 鉛及びその化合物 鉛の量に関して、0.01mg/L以下 ICP-MS法
7 ヒ素及びその化合物 ヒ素の量に関して、0.01mg/L以下 ICP-MS法
8 六価クロム化合物 六価クロムの量に関して、
0.02mg/L以下
ICP-MS法
9 亜硝酸態窒素 0.04mg/L以下 イオンクロマトグラフ法
10 シアン化物イオン及び塩化シアン シアンの量に関して、0.01mg/L以下 イオンクロマトグラフ-ポストカラム吸光光度法
11 硝酸態窒素及び亜硝酸態窒素 10mg/L以下 イオンクロマトグラフ法
12 フッ素及びその化合物 フッ素の量に関して、0.8mg/L以下 イオンクロマトグラフ法
13 ホウ素及びその化合物 ホウ素の量に関して、1.0mg/L以下 ICP-MS法
14 四塩化炭素 0.002mg/L以下 HS GC-MS法
15 1,4-ジオキサン 0.05mg/L以下 HS GC-MS法
16 シス-1,2-ジクロロエチレン及び
トランス-1,2-ジクロロエチレン
0.04mg/L以下 HS GC-MS法
17 ジクロロメタン 0.02mg/L以下 HS GC-MS法
18 テトラクロロエチレン 0.01mg/L以下 HS GC-MS法
19 トリクロロエチレン 0.01mg/L以下 HS GC-MS法
20 ベンゼン 0.01mg/L以下 HS GC-MS法
21 塩素酸 0.6mg/L以下 イオンクロマトグラフ法
22 クロロ酢酸 0.02mg/L以下 溶媒抽出-誘導体化-GC-MS法
23 クロロホルム 0.06mg/L以下 HS GC-MS法
24 ジクロロ酢酸 0.03mg/L以下 溶媒抽出-誘導体化-GC-MS法
25 ジブロモクロロメタン 0.1mg/L以下 HS GC-MS法
26 臭素酸 0.01mg/L以下 イオンクロマトグラフ-ポストカラム吸光光度法
27 総トリハロメタン 0.1mg/L以下 HS GC-MS法
28 トリクロロ酢酸 0.03mg/L以下 溶媒抽出-誘導体化-GC-MS法
29 ブロモジクロロメタン 0.03mg/L以下 HS GC-MS法
30 ブロモホルム 0.09mg/L以下 HS GC-MS法
31 ホルムアルデヒド 0.08mg/L以下 溶媒抽出-誘導体化-GC-MS法
32 亜鉛及びその化合物 亜鉛の量に関して、1.0mg/L以下 ICP-MS法
33 アルミニウム及びその化合物 アルミニウムの量に関して、
0.2mg/L以下
ICP-MS法
34 鉄及びその化合物 鉄の量に関して、0.3mg/L以下 ICP-MS法
35 銅及びその化合物 銅の量に関して、1.0mg/L以下 ICP-MS法
36 ナトリウム及びその化合物 ナトリウムの量に関して、
200mg/L以下
イオンクロマトグラフ法
37 マンガン及びその化合物 マンガンの量に関して、
0.05mg/L以下
ICP-MS法
38 塩化物イオン 200mg/L以下 イオンクロマトグラフ法
39 カルシウム、マグネシウム等(硬度) 300mg/L以下 イオンクロマトグラフ法
40 蒸発残留物 500mg/L以下 重量法
41 陰イオン界面活性剤 0.2mg/L以下 固相抽出-HPLC法
42 ジェオスミン 0.00001mg/L以下 P&T GC-MS法
43 2-メチルイソボルネオール 0.00001mg/L以下 P&T GC-MS法
44 非イオン界面活性剤 0.02mg/L以下 固相抽出-吸光光度法
45 フェノール類 フェノールの量に換算して、
0.005mg/L以下
固相抽出-誘導体化-GC-MS法
46 全有機炭素(TOC)の量 3mg/L以下 全有機炭素計測定法
47 pH値 5.8以上8.6以下 ガラス電極法
48 異常でないこと 官能法
49 臭気 異常でないこと 官能法
50 色度 5度以下 透過光測定法
51 濁度 2度以下 積分球式光電光度法

その他の情報

関係法令

  • 水道法

当社発行資料pdf

よくあるご質問

Q1:なぜこんなに多種多様な容器に採水しなければならないのでしょうか?
A1:水質検査の項目によっては、ポリ容器やガラス容器への吸着があったり、容器の材質から溶出したりすることがありますので、それぞれの検査項目に適した容器が必要になります。

Q2:水道水に色が付く原因はなんですか?
A2:金属による発色、細菌による発色などが考えられます。詳細は、当社発行のザ・ナイツレポートの№05008:水道水の気になる色についてをご覧ください。

Q3:基準値を超過したら飲めますか?
A3:水質基準項目の中には、人の健康影響を加味して設定されているものがあります。水質基準を超過した水を飲み続けることで、 人の健康に被害を与えることも考えられますので、飲まない方がよろしいかと思います。また、第三者へ飲み水を供給する場合には、 水質基準に適合したものでなければなりません。

Q4:どのような検査項目をどのような検査頻度で検査すればよいですか?
A4:水道法では飲用の適否を判断する為の基準項目として、現在51項目が定められています。頻度としては 毎月9項目と年4回の51項目の検査となります。検査の結果によっては、検査項目数を減ずることが出来ます。 詳細は、ザ・ナイツレポート№08003-1.2:水道法水質基準改正№08004-1.2.3:水道水質基準項目の検査頻度についてをご覧ください。

Q5:建築物衛生法で定められている年1回の水質検査は、なぜ6月から9月までの間に行わなくてはいけないのですか?
A5:ここで検査する項目は消毒副生成物と呼ばれる物質です。これらは水の消毒を行った際に 生成される物質なのですが、水温が高くなるにつれて生成量が増えてしまいます。つまり、 年間で気温の高い6月から9月が最も多く生成されるため、この時期の値を把握しておく必要があるのです。

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「水道法のいろは」

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“水道法を読んでも、用語、基準、検査頻度がどこに書いてあるか分からない”、このように思ったことはありませんか?!

~ 目次 ~

・水道法についての基礎知識
・水道法の目的について
・水道で用いられる用語
・水質基準
・施設基準
・給水装置の構造及び材質基準
・給水開始前の届け出及び検査について
・定期及び臨時の水質検査について
・衛生上の措置について
・専用水道・簡易専用水道の管理について
・罰則について
・基準の表
・検査頻度の表


水質管理について求められていることをご確認できることはもちろん、新人教育のテキストにもご利用できたり、用語や基準値、検査頻度等、出かけ先において何か気になった際でもすぐに探せて便利です。


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「飲料水 よくある質問 Q&A」

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"井戸水で水質基準値を超えてしまった"、"水に色が着いた"、"水の臭いがおかしい"、 等々、今までに困ったことがございませんか?!

~ 目次 ~

井戸水の疑問
・井戸水を飲用にしたい、水質検査はどんな項目?
・井戸水で硝酸態窒素及び亜硝酸態窒素が基準超過した、どうすれば処理できるの?
・井戸水で一般細菌が基準を超えた、どうすればいい?
・井戸水から硫黄の臭いがするけど、どうすればいい?


水の色、設備の色
・蛇口から赤い水が出てきた、これは何?
・蛇口から黒い水が出てきた、これは何?
・蛇口から白い水が出てきた、これは何?
・蛇口から青い水が出てきた、これは何?
・洗面台や風呂場の床がピンク色になる、大丈夫?
・洗面所やタオルなどが青色になる、これは何?
・洗車した後のボディやヤカンに白いスケールができた、これは何?


その他の疑問
・水道水がカビ臭い、どうすればいい?
・水道水から塗料のような溶剤臭がする、大丈夫?
・マンションの受水槽の検査をお願いしたい!
・採水する時の注意点を教えて!
・遊離残留塩素が検出されないのは、なぜ?
・pH値がアルカリ側に傾いてしまうのは、なぜ?


今までに弊社に頂いたお問合せをもとに、特に多いご質問について、Q&Aとして、分かり易くまとめました。 是非、業務活動の中で、ご活用頂ければと思います。

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