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レジオネラ属菌

納期:12営業日(試料到着の翌日から12営業日で報告書を発送いたします)
注)営業日とは、土日、祝祭日及び、当社が特別に定めた休日を除いた日になります。

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高齢者福祉施設における入浴設備

 高齢者福祉施設の入浴設備においては、環境衛生関係法令の適用を受けていないため、衛生設備の維持管理等について法的な義務がありません。
しかし、施設の利用者は、一般的に感染症への抵抗力が弱い高齢者の方など、健康上の配慮を必要とする方も多いため、他の建築物と比較してより高い 衛生管理が必要と考えられます。特にレジオネラ症は、高齢者など抵抗力・免疫力の低い人が発症しやすい傾向にあるため、注意が必要です。


◎入浴設備の汚染原因・増殖の条件

  • 入浴者の体に付着した土埃から汚染
  • 土埃に付着し、それを含んだ空気が浴場内や気泡発生装置などの空気取入れ口から配管を汚染
  • 土埃に付着し、それを含んだ空気が空気取り入れ管から貯水槽内を汚染
  • 入浴設備内で、湯水の長時間の滞留
  • 入浴設備内での生物膜(ぬめり)の形成
  • 入浴者数に対する清掃頻度の不足
  • 循環式浴槽における、ろ過材の長期間の使用
    などが挙げられます。




◎維持管理における防止策

  • 浴槽水の遊離残留塩素濃度を0.4mg/L以上かつ1.0mg/L以下に保ちます。
  • 浴槽水は毎日換水し、循環式のものでも1週間に1回は換水します。
  • 循環式浴槽の場合、定期的なろ過材の点検、清掃、交換を行い、集毛器は毎日清掃、消毒を行います。
  • 年に1回以上、浴槽水のレジオネラ属菌の検査を行います。

◎対策のPoint

  • レジオネラ属菌は、入浴設備内に形成された生物膜内でアメーバに寄生し、消毒剤などから守られながら増殖します。そのため、清掃により生物膜を除去した後、消毒により生物膜の形成を抑制することが重要です。



  • 都道府県や政令市によっては、感染者が出なくても、レジオネラ属菌が検出された時点で保健所への届け出義務が発生する場合があります。ご不明な場合は所管の保健所へお問い合わせください。

関係法令等

当社発行資料

    ↑清掃のポイントや注意点をまとめたA5サイズの冊子です。
     ぜひ施設に置いてご活用ください!

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